刺繍の起源
刺繍は魚や獣の骨でつくった針と、植物や動物の繊維か毛皮さえあれぽつくれるので、非常に古くからおこなわれていたにちがいないが、起源はいまだに不明です。
今日残されている古い時代の作品によって判断するしかありませんが、たまたま古墳などから副葬品として刺繍品が発見されたからといって、その土地だけを産地として特定するわけにはいかないようです。
古い時代の刺繍品からしてすでに、一定の組織によって製作されてきました。
それも、女性とか男性に限られるわけでもありません。
部族の支配者、聖職者などの権威を誇示し、高めるためにその組織がつくられる場合が多く、中国、エジプト、バビロニア、インド、ピザンツ、イスラム、ヨーロッパ中世など、あらゆる時代と地域にこうした組織がつくられていたはずです。